寂しさや空虚感を感じたときに 終わりと始まりを超えて
終わるというのはどこかせつなさが伴います。
思い入れが強いほど、寂しさや空虚感を感じます。
最近もあることが終わりました。いや、終わったと思っているという方が正解かもしれません。
はじまりという新たなエネルギーが、古いエネルギーを洗い流していく。
本当ははじまっているのに、終わるということを受け入れられないときほど、そのエネルギーは激しくぶつかります。
それは、とても嫌な気持ちを伴う場合もあります。
まだ続けたかったのに、終わりがやってきた。
誰かが自分を追い出した。
はじき出された。
終わったときには、そう思うかもしれません。
しかし、それくらいのエネルギーがなければ、あなたはあの場を離れることが出来なかったのです。とっても嫌なものがあなたを追い出してくれたのです。
新たなスタートのために。
もう少し言えば、終わるか、はじまるかどうかは重要ではありません。
人は区切りをつけたくなるものです。
でも、明確な区切りなどありません。
終わりと始まりは、寄せてはかえす1つの波のようなものです。
どこからが寄せる波で、どこからが返す波かを区別することは出来ません。
寄せながら返す。返しながら寄せる。
そこに波が生まれます。
終わりにしか見えなくても、見えないところで始まっているのです。
波を見ていると心が落ち着くのは、そうした世界と出会うことなのかもしれません。
禅と仕事についてお伝えしているnoteの記事をアップしました。
今回のテーマは「寂しさや空虚感を感じたときに 終わったときには始まっている」です。
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