「どう生きるか?」という問い 弱さという物語


自粛生活の中で、SNSではお気に入りの本を紹介し合うブックチャレンジが盛んに行われていますね。私も友人からたすきを繋いでいただきました。

本棚から取り出してみるものの、なかなかピッタリとくる本がありません。遊びなのだから直感で選べばいいのでしょうが、それがなかなか出来ない。我ながら面倒くさい性分です(笑)

分からないまま、でも問いは心に残っていました。

仕事関係の書籍であれば何冊でも選べます。ただ、何か違う気がする。

最近、別のある方から柳宗悦さんの「南無阿弥陀仏」という本をご紹介いただきました。念仏について解説されているのですが、「我が悪、我が愚を嫌悪するところから、浄土を切に願い求める心が湧き上がる。実に求道の思いはここに根ざさなければならぬ。」という一節に心が惹かれました。

我が悪、我が愚への嫌悪・・・浄土を切に願い求める心。

小学生のとき読んだ太宰治の「人間失格」を思い出しました。あのときは、主人公の姿に自分自身を重ねて、自らの偽善をただ忌み嫌うだけだったのですが、今思えば、あそこが自分の旅のはじまりだったように思います。

人間の愚かさ、弱さは私の原点。
弱さ、愚かさへの探究心は脈々と今も流れています。

今、一冊の本に出会い、過去と今がつながりました。しかし、今「人間失格」の内容をあらためて思い返すと、生きることに絶望したあのときの感覚とまったく違うのが面白い。

弱さや愚かさへの苦しみがあったから、禅に出会えました。弱さをなんとか克服したいという思いからコーチという道に進みました。

弱さが自分をここまで引っ張ってくれていたのです。

そして今、弱さや愚かさは私が抱える問題ではなくなっていました。自分の外側にあるテーマでなくなったといった方がいいかもしれません。

弱さは克服するものではなく、弱さを知ること。いつの間にか、弱さが自分の一部になっていました。

それにあらためて気づけたことが、本当に嬉しいですね。こんな形になりましたが、ブックチャレンジのご縁をいただきありがとうございました。

私自身が感じた禅と日々の生活の気づきについてお伝えしているnoteの記事を更新しました。
今回のテーマは「どう生きるかという問い 弱さという物語」です。

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