【失敗が怖いアスリート向け】受け入れる心のメンタルトレーニング(前編)
この5年間ほど、毎月10本程度の原稿をずっと書き続けています。コーチの仲間からは、そんなに書くことがよくありますねと驚かれます。
月4回配信のメールマガジンに加えて、3年半の間、毎週ゴルフダイジェストに原稿を書き続けられたのはなかなかすごいと、我ながら少し誇らしく思います。
当然、書くことが見つからないことがあります。何を書けば良いのかまったく浮かばないときは、かなり辛いです。
先日、禅の師匠である藤田一照老師が「心がカスカスにならないようにしないいといけないですね。」と話されていました。
人は初心を失ったときに、心がカスカスになるというお話だったのですが、確かに、私もアイディアが湧かないときは、心がカスカスになっているように思います。
アイディアが浮かばないというのは、新しい体験をしていないということです。
新鮮さがない、マンネリになっていると感じる時、新しいことに取り組もうとします。確かに新しい体験は新鮮です。そこから新たなアイディアが生まれることもあるでしょう。
ただ、新しいこと発見は、新しいことをするだけではありません。
むしろ、同じ事をやりながら、新発見があるか。
日常の中から、新鮮な体験があるか。
禅においては、すごいことを成し遂げなさいとは決して言われません。悟りを得なさいとも言われません。それよりも、物事をあるがままに見えるようになる目を持てるか。
まだまだ見えていないことが、日常の中にあります。
禅の学びを深める中で、普通の日常の中で、いろいろなことが新鮮に見えてきました。
もちろん色褪せているときもありますが、それは心がカスカスになっているというサイン。そして、また初心に戻ります。
初心で歩く。初心で食べる。初心で妻を見る(笑)
いつしか書くという時間が、初心に戻る時間になっていきました。
スポーツと禅についてお伝えしているnoteの記事を更新しました。
今回のテーマは「失敗が怖いアスリートへ 受け入れる心のメンタルトレーニング(前編)」です。