禅をビジネスに活かす あなたの人生の宿題は?
先日、仕事中にメガネが壊れました。裸眼の視力は0.1以下なので、パソコンの画面がまったく見えず仕事が進まなくなりました。困ったのですが、ある疑問が湧いてきました。
一日のうちで、見えなくてもいい時間ってどれくらいあるのだろう?
パソコン、運転、食事、ほとんどすべての時間でメガネをかけています。ということは、一日のうちのほとんどの時間を「見よう」としているのです。
少し見ることに頼りすぎていたのではないだろうかと思い、できるだけメガネを外して生活する時間を増やしてみました。
遠くのものはボンヤリと見える中で、近くのものがクッキリと浮かび上がってきました。
見えない中で、見えてくる。
まさに普段とは逆の感覚です。普段は見ることから何かを探しています。見ようとするとある一面を切り取ります。
また見ようというのは、便利を求める心。便利を求めると、無意識に執着やこだわりが増えていきます。もっともっと便利になりたい。だから、少しでも不便さを感じると不満を覚えます。
見えないことは「不便」です。
ただ、不便でいると見えてくるものがあります。これは、執着やこだわりがバラバラに薄まっていく方向といえます。一点にこだわっていた目から、見ようとしないことで全体が浮かび上がってきます。
詳しくは、仕事と禅についてお伝えしているnoteの記事をご覧ください。
今回のテーマは「あなたの人生の宿題は?こだわりという本質」です。
実は、私たちの周りには、見えていないさまざまなご縁があります。ただ、ご縁は見ようとしても見えません。
仕事でいえば、人は焦っていると周りが見えなくなります。
それは便利を求める目で見ているから。不便さという状況に自分を置いてみることで、あなたをサポートしてくれているさまざまなご縁が見えてきます。