無心のビジネスへの道 許せないから許せる
最近、許せないと思うことがよくありました。
なんでそんなことをするのだろう・・・。
私の気持ちを分かってくれていない。
許せないというのは、何度も出てくるテーマです。人生で与えられた宿題かもしれません。
宿題に取り組む中で、許せないことは、自分の中で変質しているように思います。
とても固くて冷たかった「許せない」が、少しずつ柔らかく温かくなっているような。
この数年は「許せないことも許す。許さないことも許す。」というフレーズがお気に入りでした。
それでも、許せないことはどんどんやってきます。自分では手に負えないこともたくさんあります。
この一ヶ月ほどは、また許せないこととお付き合いしていました。
いろいろなことに過敏になっていて、自分にとってもあまりいい精神状態ではありません。少なくとも、今この瞬間まではそう思っていました。この瞬間までは。
許せないということは、この世界のほんの一部。その横には許せる世界が広がっている。そんなイメージがどこからかやってきました。
許せないことを言語化するということは、特定の何かを切り取るということです。ということは、切り取った周りには広大な世界が広がっています。
私はこれまで「言葉の世界」を重視してきました。見えるものを大事にしてきたとも言えます。
言葉に切り取ったものがあれば、切り取られていない世界がある。それは、まだ見ぬ未知の世界が広がっているということです。
なんとか言葉にしようとしていくだけでは、この世界を知ることはできません。言葉になっていない場所を大事にしてみること。
許せないという言葉が湧いてきたときは、許せることを体験できるチャンスでもあります。何が体験できるかと思うとワクワクし好奇心が湧き出してきます。
今この瞬間にどこに身を置くかで、生きる世界は変わってきます。
言葉で切り取った見える世界と切り取られていない見えない世界。
両方を感じられるようになると、言葉にしたときの味わいが、より広く、豊かになっていきます。
それが何より嬉しい。
禅と仕事についてお伝えしているnoteの記事をアップしました。
今回のテーマは「無心のビジネスへの道 ご縁に身を任せる」です。
おかげさまで、食堂の場所も決まりました。今内装の工事に入っています。順調すぎて自分でも怖いほどです。