油断と隙から見えてきた新しいこと 今をサーフィンする禅コーチング
私は日々平穏に送りたいです。だから、何か突発的な出来事が起こるのがとても嫌です。どこかで、同じように安定した状態で仕事をしたいと思っていました。
しかし、食堂を運営していると、予期しない出来事ばかり。しかも、嬉しくない出来事の方が圧倒的に多いです。
これまで何度かお伝えしてきましたが、この世は無常です。常に同じ時はありません。
しかし、どこかで人は安定を求めます。誰も自分を傷つけず、周りに心を乱されず、自分だけはいつも安定した幸せな世界に暮らしたい。
自分の求めるあり方に外の世界を合わせてもらおうとするのです。
しかし、これは世の中の真理とは真逆の欲求です。
周りは常に変化し、まったく自分の思い通りにはならない。
これを頭で考えると、自分の周りにフェンスを張り巡らし、誰も無断で立ち入れないようにするかもしれません。常に危険に対して敏感で、失敗して誰かに批判されないようにピリピリとしています。これは、無常の流れからエゴが飛び出ている状態です。
一方で、世の中の無常の流れに身を投じるあり方があります。まさに身体で生きるということです。
身体で生きていると、同じではない今を感じることが出来るようになります。周りとダンスしながら生きるイメージでしょうか。
本当は周りが自分に合わせるように求める方が苦しいのです。まったく思い通りにならない無常の今を生きることが楽なのです。
禅は、無常の今を生きるためのさまざまなヒントを与えてくれます。
生きることと禅についてお伝えしているnoteの記事を更新しました。
今回のテーマは「油断と隙から見えてきた新しいこと 今をサーフィンする禅コーチング」です。