企業、教育団体、大学、専門機関と連携し、ジュニアアスリート、ジュニアアーティスト、世界に挑戦する青少年に対して、メンタルトレーニングを通して成長をサポートしていきます。
Contents
主な活動内容
- 日本各地で青少年に向けた講演、研修事業
- 将来有望なジュニアアスリート、ジュニアアーティストを発掘し、個別トレーニング、チームへの指導
- メンタルトレーニングの研究開発
- 海外の青少年との交流事業
これまでの活動内容
アメリカ子育てセミナー 豊かな家族関係を作る
アメリカで子育てセミナーを開催しました。
あなたは、理想的な家族関係とは、どんな関係だと思いますか?
様々な意見があると思いますし、正解はもちろん一つではありません。
ただ、私が様々なクライアントに出会う中で、愛にあふれる密着度の高い関係性が理想ではないことが分かってきました。
愛が思い込みになったり、一方的になったりすると、苦しみが生まれるのです。
豊かな家族関係とは、もっと自由度が高く、ニュートラルな関係です。
セミナーに参加したある女性は、お互いの距離が近すぎて、愛に囚われ、家族の真実が見えなくなっていました。
またある男性は、家族の距離が遠すぎて、お互いの姿がまったく見えなくなっていました。
生きてきた環境により、家族との距離がそれぞれ全く違うのですが、その人はその家族関係しか知らないので、それが当たり前のように感じてしまいます。
誰かが苦しみ、犠牲になる関係は、真に豊かな家族関係ではありません。
もし違和感をおぼえ、そこに苦しさや悲しさがあるとすれば、家族関係こそ、見直すことが必要な人間関係なのです。
何度でもゼロにリセットすることが必要なのです。
今後も、豊かな家族関係が人生へのモチベーションを作るという視点で、様々なメソッドを提供していきたいと思います。
今回、ある女性がセミナーに参加されました。
娘さんが高機能自閉症であることにずっと1人で葛藤し、苦しんでこられたそうです。
彼女は懸命に娘さんを育てていました。
何とか幸せになってほしいと願い、献身的な努力をしてこられました。
しかし娘さんが普通でないことに焦り不安になる自分、100%娘さんを受けとめられないことを責める自分がいる。
頑張っても頑張っても、苦しみは減るどころか増えていきました。
では、この家族の中にある「豊かな真実」とは何か?
彼女自身、自分の親との関係で、子供のころから苦しんできました。
それは自分が親になっても続いていたそうです。
それを救ってくれていたのが娘さんであり、ご主人でした。
本当は、彼女が娘さんに救われていた。
娘さんこそ、彼女の天使だったのです。
そのことを理解できた瞬間に、これまで止めていた心の蓋が外れました。
娘さんへ心からの愛が湧き出てきたのです。
セッション後にいただいた、彼女からのメールを紹介します。
頭ガチガチ、身体コチコチの私は、赤野コーチの言葉に拍子抜けしてしまいました。
なーんだ、大丈夫だったんだと思ったら、だんだんそう思えてきたのです。
もしかして問題を作っているのは自分?
夫と娘が天使?
目からウロコが落ちました。
帰宅したら、娘がまだ起きていて、手書きカードとネックレスをくれました。
昨日友達関係で悩んでる彼女の話を聴ききれなかったけれど(くどいのでしんどかった)、代わりに好きなチョコレートを買ってあげて、「元気になるようにね」と言ったんです。
そのカードには「マミーへ、きのうはわたしにサポートをしてくれてありがとう!ずっと大好きよ〜。」と書いてありました。
そして、今日の友達との出来事を話してくれたのです。
わたしは自分の意見を言わず、親としての指導もせずにずっと聴いてあげました。
ジャッジしない、意見をいわないことで心に架け橋ができた!!!
天使に見えます!わたしの成長を助けてくれてる!
今日は凄い気づきをありがとうございました。
これからも行として続けていきたいと思います。
舞い上がるくらいにうれしいですが、(大げさが好きなので)抑えて書いています。
(※クライアントの了解をいただき掲載しています)
何かお役に立てればとコツコツとアメリカに行き続けていますが、アメリカでの出会いは、私を成長させてくれています。
だから、毎回エネルギーが湧き上がってくるのだと思います。
これからもどんな出会いがあるのか楽しみです。
アメリカセミナー「武道の達人と禅の心」
アメリカにて、合気道指導者の井沢敬さんとコラボレーションセミナーを開催しました。
井沢さんは、アメリカのボルダーの道場を拠点に、世界中の合気道の道場で指導されており、現在は国際合気道連盟の理事長としても活躍されています。
今回は、井沢さんがわざわざロスまでお越しくださり、 「武道の達人に聴く 自分の壁を突破するメンタル強化術」と題して、対談をさせていただきました。
特に印象に残ったのは、合気道とは、相手とぶつかるのではなく、相手の力を生かす技だということ。
つい腕に力を入れてしまいがちですが、それでは、相手の力とぶつかってしまい、動きません。
そうではなく、腰を入れることで、相手の力を利用することができるのです。
そのためには、
いかに腰を鍛えるかのではなく、ゆるめるか
がポイントとのこと。
腰が硬いとうまく回らないそうです。
私たちは日常、椅子ばかり使っているので、実は腰の筋肉を使えていないそうです。
簡単に出来る腰の体操も実演していただき、参加者も皆さん試していました。
私も坐禅に参加していて、最初は20分も坐ると腰が痛くなっていました。
しかし、それを一年以上続けていると、腰が痛くならなくなり、 腰に筋肉がついて腰痛もなくなりました。
以前、整体の先生に聞いたのですが、 坐禅の姿勢は腰にいいそうです。
合気道の技には美しさを感じる人も多いと思うのですが、余分なものを捨ててシンプルにしていく、研ぎ澄まされた美しさであることを知りました。
お話をお聞きしていて、この他にも呼吸法など、合気道と禅には色々な共通点があることにも気づかされました。
井沢さんは、ビジネスでも世界的に活躍されています。
若い時に担当したGMとトヨタの合弁事業の立ち上げでは、トヨタではなくGM側として交渉に当たりました。
GM陣では唯一の日本人。
価値観やビジネスのやり方に日米で違いがあり、お互いの意見や思惑がぶつかり難しい交渉になる中で、日本人の井沢さんが間に入ることで、お互いの「和」を作り出すことが出来たそうです。
1人でトヨタに向かい合う姿が武士だなと感じました。
また、個人としての井沢さんのお人柄に感動しました。
20歳以上も離れている私の話を懸命に聴いてくださる真摯な姿勢もそうですし、まったく強いオーラが出ていないのです。
ある空手の有名な師範も「強さを消すことが大事です。」とおっしゃっていました。
本当の強さというか、人間の大きさを感じました。
達人や老師と呼ばれる領域に至った方々は、温かく丸いエネルギーになるのですね。
ここにも合気道と禅の共通点があると思いました。
ただ、井沢さんも最初からそうだったわけではなく、若い頃は、かなりとがっていたそうです。
そこから、角をうまくとりながら、今も成長され続けている姿が素晴らしかったです。