高校生のメンタルトレーニング つなぐ剣道

インターハイ予選まで2ヶ月。昨日は剣道部のメンタルトレーニングでした。

問題から目を背けず、言いにくいことを伝えあう。仲はいいが馴れ合いになっていないか。真のチームワークを目指して議論しています。まだまだ議論は浅いけれど、これからだんだん深まっていくのが楽しみです。

今年のチームのテーマは「つなぐ」

一対一では力で負けている相手にいかにチームで戦っていくか。そのために、もっとお互いを知り、自分に出来る役割を決めていく。レギュラーも補欠もない。みんなで知恵を出し合っていく。

剣士の知り合いに聞いても、本来剣道は「戦況により引分けは良いが負けたらダメなので無理はできないとかそういうではない。常に攻めの気持ちで立ち合うこと。武士の戦は一騎打ちだから。」と言われます。恐らくこれでが、剣道の基本なのでしょうね。すがすがしいです。だから、剣道は脈々と受け継がれてきたのでしょう。勝つために、引き分けとかを考えるというのは邪道なのかもしれません。

基本と邪道。

私は禅を学んでいて、どちらがいい悪いではないのではないかと思っています。

基本は大事。そのために普段必死に練習をする。

しかし、本番では斬られては死んでしまいます。いかに「生きるか」

そのためになりふり構わず、チームで勝利をもぎ取りにいくか。自分たちより強い相手に、いかに臨むか。剣道のメンタルトレーニングに関わるようになって、宮本武蔵や孫子の兵法などに興味が湧くようになりました。

高校生の部活において、大事なことは何か?答えはいろいろとだと思いますが、私は以下の2つを大事にしています。

それは、まず剣道をもっと好きになること。

そのために、子供達の自主性をいかに引き出すか。

やはり、高校生は先生との関係が強くなりがちです。先生から指導されたことを懸命に練習するのは悪くはありません。ただこれでは先生が常に正解を持っていて、いかに先生に褒められるか、いかに先生に叱られないかという意識が強くなってしまいます。

そして、先生は生徒に失敗させたくないのです。親心から生徒を守ろうとする。しかし、それでは、いざという時に先生の顔を見る生徒に育ちます。瀬戸際になったときに、いかに仲間の顔を見るチームに育てていくか。

顧問の先生も私も正解がないだけに、練習の前日は学校に泊まり込み夜12時まで、何に取り組めばよいのか話し合いました。

先生と生徒というつながりだけではなく、いかに生徒同士の糸を太くしていくか。関係性を多様にしていくか。自分たちで考え、いろいろやってみる。さまざまな成功や失敗という体験の中から学んでいく。このプロセスがチームの土台を作っていきます。

今年の生徒達が出した答えは「つなぐ」でした。

そして、このつなぐにはもう一つの意味があります。それは、後輩達にたすきをつなぐこと。自分たちがどんな背中を見せ、新たな伝統を作っていくか。そこには、挑戦しかありません。

だから、失敗を恐れることはないのです。この一年は、過去からのつながりであり、未来につながる一年なのです。

対話は葛藤も起こりますが、エネルギーを生み出しますね。若いっていいなあ。高校生からパワーいただいています。

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