40歳からのアメリカ挑戦日記101 たった1人の日本人

5年前、1人ではじまったアメリカでの挑戦。
師匠に出会い、パートナーに巡り会い、そしてコツコツと活動を
続ける中で、少しずつ理解してくださる方が増えています。

まったくアメリカに基盤がない私としては、こうした出会いとご縁しか
頼れるものはありません。最初はご縁にすがるしかない自分を頼りなく、
そしていつ泡と消えるかもしれない状況をすごく不安定に思っていましたが、
最近では、この不安定さこそが挑戦の原動力になっています。

不安定はとても嫌で不安ですが、これはまさに「無常」を生きている
ということ。
だからこそ今この瞬間、一瞬一瞬の挑戦を楽しめているのだと思います。

アメリカでは、ご縁に頼るしかないというシンプルな心でいられます。
余計な打算や計算は不要
とにかく、いいご縁を紡いでいくために、私に何ができるかを考え、
今できることを一生懸命やる。

そうしていると、不思議ですね。応援してくださる方が出てくるのです。

自分の大切な人をご紹介してくださる人、日本語から英語にセミナーを
翻訳してくれる人、また開発した英語セミナーをトライアルする機会を
作ってくださる人、実は毎回宿泊しているホテルも経営者のご好意で、
いろいろ融通を利かせてくださっています。
こうした応援がなければ、もうとっくに挑戦は終わっていたと思います。

先日は、ずっとセミナーに参加されていたある日本人の男性から、
自分の会社でセミナーをやらないかというお申し出をいただきました。

彼はある会社のアジア担当の営業責任者だったのです。
「韓国やインド、台湾、日本などアジア9カ国の担当者が集まる、
年一回の国際会議で講演してくれないか」という依頼でした。

彼の会社は、イギリスに本社がある多国籍企業。2万人いる従業員の中で、
彼は唯一の日本人だそうです。入社するだけでもすごいチャレンジですが、
その中でアジア全体を統括する営業責任者に昇進していく努力は、
並大抵ではなかったのはないかと推察します。

そんな彼が、文化も価値観も違う人たちの力を引き出し、
いいチームを作っていくには、「聴ききる」ことが大事だと
言ってくれたことは本当に嬉しかったです。

彼の話を聴いていると、日本人としての誇りを持っているのと同時に、
孤独を抱えながら奮闘されているように感じます。
その姿に、私は心を動かされました。
世の中には、色々な人がいるものですね。

そういえば、彼から「なぜアメリカで挑戦しているのか。
何を成し遂げようとしているのか」とよく質問されました。

私はこう答えました。

今この世界には「和=ハーモニー」が必要なんだ。
「聴ききる」ことは、国境や民族を超えたユニバーサルな在り方であり、
10人に1人でもそれに共感し、行動してくれる人がいれば、世界は変わる。

彼はこの考えに共感し、応援しようと思ってくれたのかもしれません。

ある経営者には、今のアメリカ挑戦を計画性のない無謀な試みだと
あきれられたこともありますし、別の方には「地に足がついていない。
もっと足下を見ろ」と叱られたこともあります。

そのときは反発もしましたが、今はもっともだなと思うのです。
確かに無謀ですし、馬鹿だなと思います。
人にもこんな生き方はお勧めしません(笑)

しかし、恥ずかしながらご縁に頼るしか進む術がないので、
人のありがたみ、つながりのありがたみが身に染みます。

応援してくれる人が現れたときには、ありがたくて
涙が出そうになります。
そんな時、すごくシンプルになれている自分を感じます。

欲深く、すぐに傲慢になってしまう私にとっては、
裸になれる場が、アメリカなのかもしれません。

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