今朝は、早起きしてロスのお寺で開催されている早朝座禅会に参加してきました。

今回お伺いしたのはダウンタウンにある禅宗寺です。もうすぐ100周年を迎えるという、アメリカの禅寺の中でもシンボル的な存在です。

早朝の坐禅会の参加者は、多くがアメリカの方、日本人がほとんどいないのが驚きでした。

中身は40分の坐禅、10分の経行(歩行禅)、そしてまた40分の坐禅というかなり本格的なものです。

最初は、慣れない環境のせいか心が落ち着きませんでしたが、次第に呼吸も安定してきて、おかげさまで清々しい時間を過ごすことが出来ました。

他の皆さんは、常連の方だったみたいで、静かに美しく坐っておられました。禅がアメリカに浸透していることを肌で感じることができました。

そして、昨夜は小島ご住職と食事もご一緒させていただき、普段抱いている禅に対しての思いや、疑問をいろいろぶつけさせていただきました。

ご住職からみれば、とるにたらない考えや問いも多かったと思うのですが、一つ一つ丁寧にお答えくださり、本当に感謝です。

この禅宗寺では、子供たちの寺子屋や朗読会などさまざまなイベントが開催されていて、地域の人たちをつなぐ場にもなっています。

海外で日本の禅を広めるために、さまざまな尽力をされている姿に心を動かされました。

ちなみに、明日の夜は禅宗寺で、映画の上映会を開催させていただくことになりました。会場も使わせていただき、また多くの方に声をかけてくださるなど、ご好意に本当に感謝です。苦労が多いアメリカでは、こうしたご縁が身に染みますね。