メンタルトレーニングと禅 ゴルフのPDCA

みなさんはショットやパットの前にどんなルーティーンをしますか?ボールの後ろに立って方向をしっかりとったり、ボールの弾道をイメージしたり…ベストな状態でスイングするために、さまざまなルーティーンをされていると思います。

それでは、ショットの後はどんなルーティーンをしていますか?いかがでしょうか。こちらは、答えに詰まる方が多いと思います。でも実はショット後のルーティーンはその日の18ホールでももちろん、次のラウンド、そしてその次にも大きな違いをもたらします。メンタルトレーニングでは、打つ前だけでなく、打った後が大事なのです。

皆さんもビジネスにおいては、振り返りを大事にされているのではないでしょうか。PDCAというマネジメント理論があります。Plan(計画)→Do(実行)→Check(結果を検証)→Action(改善)というサイクルをいかに回すかは、仕事にとって必須のスキルですし、経験を次にいかに生かすかは成長にとって不可欠です。

しかし、ゴルフではどうでしょうか?いい振り返りが出来ている人は多くありません。怒ったり、責めたり、後悔したり、クラブや誰かに当たったりするのでは、ビジネスでは新人レベルのメンタルですよね。恐らくそういう新人に対しては、同じ失敗を繰り返さないために、振り返りの大事さを指導されていることでしょう。

私の師匠でありアメリカのトップメンタルトレーナー、ジョセフ・ペアレント博士はショット後のルーティーンをポストショットルーティンと名付けています。博士はショット後のルーティーンには3つあると著書の中で述べています。

まずは、ナイスショットをしたときです。このときは「いつも自分はこういうショットがでるんだ」と自分に話しかけるのです。人はよいショットがでたとき、これは一時的で次は同じショットができるかどうか分からないと考えがちです。そうではなく、いつも自分はこういうショットができると自分で自分を信じてあげるのです。この自分とのいい対話の積み重ねが自信につながります。

ミスショットがでたときは、リズムやイメージ、アドレス、意識が結果や過去にとらわれなかったかを確認し、ミスした理由を1つだけ見つけます。そしてやりたかったスイングを素振りで再現します。このとき試しに振ってみるといういい加減なものではなく、ボールを本当に打つつもりでスイングしてください。

最後は惜しいショットが出た時です。英語では「クロース」と言いますが、このときはやりたかったスイングを素振りで表現してください。

ショット後のルーティーンに共通して言えることは、ショットが良くても悪くても、その場ですべて終わりにするのです。これはミスしたときだけではなくナイスショットしたときも同じです。一打ごとに心にピリオドを打ち、次のショットにむけて準備をはじめるのです。調子の波が激しい人は、ショット後の結果に一喜一憂しすぎる傾向があります。まずは、ショットをしっかり完了させることが、淡々としたプレーへの入り口になります。普通にしていると無意識のうちに引きずってしまうので、メンタルトレーニングが必要なのです。

ビジネスでも振り返りは、経験を次に生かすためにとても大事ですが、ゴルフでも同じです。ぜひショット後のルーティーンを活用してみてください。

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