渋野選手の快進撃が続いていますが、彼女のプレーで注目されているのが「バウンスバック」という言葉。

バウンスバックとは、ボギー以上を叩いた次のホールをバーディ以上で上がる確率です。メンタルの強さを現すデータとしても使われます。

タイガー・ウッズ選手の全盛期は、ボギーを打ってもすぐにバーディを取り返してくるアグレッシブなプレースタイルが特徴でした。2000年のバウンスバック率で36%。これは、3回に1回はバーディ以上で取り返したという驚異の数字です。

ちなみに、2019年の渋野選手のバウンスバック率は27.72%と日本女子ツアーでトップの数字を残しています。

今発売中の週刊ゴルフダイジェスト第40号では、渋野日向子選手のバウンスバック力が特集されています。

バウンスバック力とは、言い換えれば、ピンチのあとに切り替えて、立て直す力。

プロゴルファーでも、ボギーやダブルボギーを叩くと落ち込みます。その次のホールでもボギーが続くと、そのままズルズルと落ちていくということになります。

ボギーは誰でも叩きます。大事なことは、そこからいかに立て直すか。メンタルトレーニングでは大事なポイントです。

立て直す力は、テニスや剣道などゴルフ以外のスポーツでも大事なメンタル力です。

特集では、ティーチングの専門家がさまざまな視点から解説しています。過去のスコアカードを振り返ることで、まず自分がミスを引きずる方か、切り替えが出来ているかを確認することからはじめること。

また、アマチュアの場合は、逆バウンスバックも起こりがち。逆バウンスバックとは、バーディをとった直後のホールで大叩きしてしまうことです。いかに普段通りのプレーを続けるか。

私の方からは、プレーとプレーの「間」の時間の過ごし方についてお伝えしています。

前のホールのミスを考えていると、思考優位の状態になり、さらに身体がスムーズに動かなくなります。ミスをひきずっていると、まずバウンスバックはのぞめません。

ミスした後には、ゴルフ以外のことに意識を向けること。周りの景色を見たり、風の音、小鳥のさえずりに耳を傾ける。渋野選手がやっていたように、何かを食べるのもいいと思います。

また、ミスを引きずらないためには、いい終わり方をすることが大切。いいショットが出ても、ミスしても、その場ですべて終わりにするのです。ポストショットルーティンと呼んでいますが、プレーの終わりにも、きちんとルーティンを作ることで、引きずるという心の癖を防ぐことが出来ます。

ぜひ読んでみてくださいね。