陸上選手とのメンタルトレーニング ゴールを目指して走らない

気がつけばセッションの日々。

きょうは、陸上選手とのメンタルトレーニング。といっても陸上はまったくの素人。いつものようにノープランで臨んだのですが、オリンピック出場を目指しているトップ選手相手に本当にいけるのか??

これがいけるのですね(笑)

なぜなら、私が答えを持っていないから。

そして、選手も答えを持っていない。

答えは、2人の間にあるのです。

私自身が透明な心で選手を見られるほど、選手の心も透明になっていく。そこに必要な発見や気づきが降りてくる感じ。

何も降りてこないことも多々あるので、選手の期待に応えられない危険性はかなりありますが、それがその時の答えかなと思えるようになりました。

無理に答えを出すよりも、出ないときは出さない方がいい。

私が結果を出そうと真面目になってしまうと、これまで選手が見てきた方向性と同じ方向からしか物事が見えない。

私の役割は天の邪鬼。いかに真逆や斜め、上や下から眺められるか。

おかげさまで今日は収穫が多かった。気がつくと、これから取り組むメニューがずらーっと並んでいました。

ここにご紹介したいのですが、選手によるとどのメニューもこれまで聞いたことがないトレーニング法みたいで、しばらくは黙っておいた方がいいみたいです。

ちなみに、ゴールに向かって走らない、利き足の逆を活用するというアイディアが出てきたときには、2人で歓声を上げていました。

陸上でも、何も考えずに走りなさい、何も考えずに飛びなさいと指導されるそうです。

しかし、何も考えないでいようとするほど、人は考えるように出来ています。なので、「考える」「考えない」という2つの軸で考えてしまうと、逆に「考える罠」に陥ってしまいます。

どんなアスリートも上手くなろうとすると、どうすればよいか考えるようになります。そして、いつしか考えることが、身体が自由に動くことを妨げる枠のようになっていきます。

それに気づいたときには、もう考えることを止めることが出来なくなっている。

考えるというのは癖といえます。一度ついた癖はなかなか抜けない。

考える癖を抜いていくには、それを消す「なにか」が鍵になります。別のなにかを行うことで、考えることと相殺され消滅する心の化学反応のようなものが存在するのです。

そして気がつくと、今まで5つ考えていたのが3つになり、2つになり、いつしか消えていたというのがいい流れではないかと思います。

これは、まさに禅の原理そのものだと私は考えています。坐禅の一番のポイントは、物事を真逆というか、まったく別のところから見ることです。

私の感想としては、競技は違えど、アスリートの悩むポイント、それを乗り越えていくプロセスには多くの共通点があります。

いかにタスクをノータスクでやるか。今、私自身のテーマです。

(写真はイメージです)

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