40歳からのアメリカ挑戦日記116「いかに言葉を減らせるか」

今回も無事、アメリカ出張を終えることが出来ました。今空港でノンビリと振り返りをしています。

特に今回は「エゴ」をテーマにしたセミナーをさせていただいたのが、大きなチャレンジでした。いかにエゴを理解して、うまく付き合っていくか。

セミナーを作っていて、ある壁にぶち当たりました。

それは、どうしても説明が増えていくこと。分かってもらうために伝えようとすればするほど、どうしても説得するような調子になってしまうのです。

そのとき、禅の老師が話されていたことを思い出しました。

禅が世界でさまざまな人に受け入れられているのは、坐禅という体験が中心だから。

あくまで自分の体験だから、どんな宗教の人も受け入れやすい。言葉が増えれば増えるほど、それは概念になり、概念は別の概念とぶつかる。

日本でセミナーをやっていると、色々な考えが浮かんできます。
そしてよかれと思って、説明を付け加えています。ひょっとしたら、今まで無意識に言葉を増やしすぎていたのかもしれません。

アメリカでは、英語に不慣れなこともあり、言葉を付け加えることがあまり出来ません。それが逆に、参加者が自分の答えを見つける助けになっているではないかと気づきました。

体験は、その人の中にある答えに気づくことです。だから、言葉は体験を邪魔しない最小限でいいのだと思います。

いかに言葉を減らすか。そして、大事なことだけ残すか。これは、本当に難しい作業でした。

何かを書き加えると、私自身が自分のエゴですっぽりと覆われていることに気づくのです。そのたびに、エゴという覆いをとっていきました。

悩んでいるときほど、言葉は増えます。
嘘をついているときに、言葉は増えます。
損得を考えているときに、言葉は増えます。

心が決まると、言葉はシンプルになります。
正直なときに、言葉はシンプルになります。
自分の損得を捨てると、言葉はシンプルになります。

人間は分かりやすいですね。

エゴは悪いものではなく、すごく人間らしい機能です。ただ、自分のエゴに気づかないと、真実からそれてしまいます。

アメリカで行うセミナーの面白いところは、出身も宗教も価値観もまったく違う人が集まるということ。そこから何が生まれるのか、とても怖いですし、とてもワクワクします。

おかげさまで、今回もいい挑戦が出来ました。

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