週刊ゴルフダイジェスト なぜ100が切れないのか 我流の自由と我流を超えた自由
今発売中の週間ゴルフダイジェストの特集に桐林宏光プロとコラボで登場しています。

テーマは「褒められたら伸びるの落とし穴」です。

近年は褒めて育てるということが教育において大事とされています。

もちろん、褒められるとやる気がアップするという効果はあります。私自身も、メンタルトレーニングで選手に自信をつけてもらうために、褒めることはあります。

しかし、逆に褒められることによって超えられない壁もあります。

一節によるとゴルファーの7割以上は、100を切れない、切ったことがないそうです。

実は100を切りたいけどなかなか切れないというゴルファーは、100を切るポテンシャルはみなさん持っているのです。

しかし、いくつかの要因で、せっかくの可能性を伸ばし切れていないのです。

たとえば、練習以上のことを出そうとします。ドライバーの調子がよければ、もっと飛ばそうとします。きょうはドライバーが飛んだ。でもOBが3発出てスコアは110だった。気持ちはよかったけど・・・というようなことを繰り返してはいないでしょうか。

18ホールの結果よりも、目の前の気持ちよさに目がいきがちで、調子にのりやすいのです。もちろんエンジョイゴルフという意味では、いいと思います。

ただ、これは「我流」のプレーといえます。

ちなみに、少し話はそれますが、私はお茶をはじめたときに、師匠からまず「型」を徹底的に指導されました。窮屈でとてもお茶を楽しむどころではありませんでした。

まずは、言われたことを素直に受け入れて、出来るようになるまで何度も反復して練習する。まずは基本の練習を数ヶ月続けている中で、だんだん型が自然に出来るようになっていきます。これは、我流から解放された“自由”といえます。

「我流の自由」と「我流から解放された自由」とは同じ「自由」でも違うのです。

褒められる気持ちよさを求めてしまうと、なかなか我流は超えられないのです。

多くのゴルファーを指導されている桐林プロは、「まず、失敗する自分を認める気持ちを持ち、自分を許せる気持ちになることが必要。ミスが出る自分を認めるメンタルと、それを上手く出来ようになる反復練習が大切」と指摘されています。

ゴルフだけではなく、どのスポーツでも上級者ほど、基本に立ち戻ることを大切にされています。

ということは、立ち戻る「基本」を知っているということです。

ゴルフにおいて、100を切るというのは、まずは「基本」とは何かを体験することです。

面白くないところを通って、本当の面白さに出会えるという道もあるのです。

詳しくは、週刊ゴルフダイジェスト第27号をご覧ください。

 

週刊ゴルフダイジェスト なぜ100が切れないのか 我流の自由と我流を超えた自由

 

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