以前から興味があった「note」をはじめました。noteはWeb上のマガジンで、ブログのようなものです。「禅とビジネス」がテーマで、月に2回程度更新予定です。

禅とのご縁、老師との出会い、禅とビジネスに関する学びについて、つづっていこうと思います。

禅に対して興味はあっても、坐禅をはじめ、修行に参加するのは敷居が高く難しいという方が周りにも多くいます。私も昔はそうでした。

禅の基本は、ただ坐ること。苦しい時にただ坐る。楽しいときもただ坐る。坐りたい日も、坐りたくない日も坐る。元気な日も、疲れている日も坐る。坐る中で、さまざまな自分が見えてきます。ただ、これがなかなか大変です。私自身も、坐ることがなかなか習慣にならず苦労しました。

坐禅は坐るという体験の中から、自分自身を発見していく営みといえます。ただ、10年坐れば分かると言われても、私のような凡人は途中で心が折れてしまいます。

実は世俗で生きる私たちにおこる葛藤や苦しみに対して、禅はいろいろなことを教えてくれます。例えば、初心であること、今この瞬間を生きること、正しいか間違いかというジャッジを超えた気づき、シンプルになっていくこと、エゴを手放すことなどです。

これらの考え方は、私のコーチとしての生き方にも大きな影響を与えています。そして、ビジネスやスポーツをはじめさまざまな分野で挑戦している方が、心の深い部分で抱えている課題を突破する鍵になります。

私にとって、禅は宗教というよりも、生き方そのもの。しかも禅は、どこかに正解の教科書があるのではなく、自分の中にある答えを探していく道です。

その道は、どこか遠くにいくのではなく、本来の自分自身に帰るといってもいいかもしれません。不思議なことですが、人は原点に立ち戻ると、力が湧き出てくるのです。

禅を体験すると、効率や目的、ビジョンなどを重視する現代社会のマネージメントスキルとは真逆な感じを覚えるかもしれません。真逆を知っておくことで、あなたのスケールはさらに広がる。それが、人間力の厚みになります。

ご興味のある方は、こちらからぜひご覧いただければ嬉しいです。