京都からだ研究室2023年前期講座『「立つ」~足元·土台から積み直す~(魔女トレ)』

運営メンバーとして参画している「京都からだ研究室」の前期講座が4月からスタートします。

今回のテーマは『「立つ」~足元·土台から積み直す~(魔女トレ)』です。

講師を担当してくださる西園美彌さんは舞踊家・ダンサーであり、魔女トレ創始者です。ダンサー経験から生まれた足を整え鍛えるワークをはじめ、全身のつながりを再構築させていくトレーニングで多くのアスリートたちを指導し、いつしか「魔法のように変える=魔女トレ」と呼ばれるようになったそうです。

以下は西園さんからのメッセージです。

身体に関する情報、健康情報や新しいトレーニング、身体能力向上や身体操作に注目が集まるようになっている、最近の流行りを見ていて思うのは「まず身体の基礎基本を大事にすることが先ではないか?」ということ。

それは私が、クラシックバレエの世界から学んだことです。「身体の仕組みを正しく理解しているか?」「自分の身体を感じているか?」そこが抜け落ちたまま、手っ取り早く結果に繋がりそうな、自分にとって都合の良いトレーニングに、手を出している方々が多いように感じます。またそのような大人の態度や姿勢が、子供達の中にも無意識的に空気感として伝わり、心にも身体にも、構造的基礎力の乏しくなるという影響など、子供達の心身の発育発達への影響も気になっています。

ダンサーであれ、アスリートであれ、一般人であれ、老若男女すべての人において、「基礎基本、土台は同じ」。すべてに通じるものでなければ【本質】とはいえません。体幹や骨盤も土台と言われますが、私はまず「足」をつくることが先決。

身体は”足から積み上げる”。基本的には二本足で移動している生き物だからです。
前提としての身体の在り方が間違っていては、なにを取り入れても、技術を磨こうにも、積み重っていきません。

まずは身体の仕組みを知り、自分の身体を知ってほしいと思います。持っているポテンシャルを最大限生かせるように。

認識が一度ずれるだけで大きく変わる身体。またこれまで見聞きしてきた情報から、作られた幻想や自身の身体への間違ったイメージも、新たにしてきましょう。新しい自分、いつも新鮮な世界に出会うために、身体に対して具体的に、正確に、丁寧に、事に当たるアプローチの仕方を学んでいただけたらと思います。

またその都度、感覚を用いますが、感覚の扱い方も、抽象的なものではなく、具体的な事実を捉える方法で組み合わせ、感度を高めていきます。

自分の中に眠る身体への可能性、その神秘に出会うお手伝いができたら幸いです。

西園美彌さんの前期講座は4月29日(土)と5月27日の2回コースです。
ぜひ一緒に探究していきましょう。

詳細はこちらのサイトをご覧ください。