メンタルトレーニングと禅 半分の心

皆さんは、ゴルフクラブを振る方ですか?それとも、振れる方ですか?

振ってはいないけれど、振れているというのが一番調子がよい状態だと思います。これは、余分な力みが無い状態だからです。一方で、プロを見ていても、振っているけど、振れていないというのは、調子がよくない状態です。

もちろん、振ろうと思って振れている時もあると思います。これは、たまたま上手くリズムがあっている状態だと思ってください。このとき、勢いに任せて振っていると、どこかで必ず振れなくなるときがやってきます。勢いでやっていると、余分な力が入るようになっていきます。その余分な力みはクラブが自然に振れることを妨げます。クラブが振れていないときに、多くのゴルファーはスイングの問題だと考えがちですが、実はメンタルから生まれる力みが大きく影響しています。

練習場では振れているのに、なぜか本番のティグラウンドに立つと振れない、身体が思うように動かないという方も多いと思います。コースでは、いつもどおりにやっているようでも、練習場の3割から5割増しの力みが入っていると思ってください。いいスコアをだしたい、飛ばしたい、同伴者に負けたくない、そういった気持ちがティーグランドに立つと自然に芽生えます。

この心の力みは、そのまま身体の力みになります。そこにさらに「振ろう」という意識が入ると、その時点で力みはマックスになります。この力みに、多くの人は気づいていません。なぜなら、心から生じた力みなので、振っていてもなぜ身体が力むのか分からないのです。

これが練習場では調子が良かったのに、本番ではまったく違う状態になる要因であり、メンタルトレーニングで鍛えていくポイントです。大事なことは、振る気持ちをコースでどれだけ捨てられるか。そして、振る動きをどれだけ減らせるか。余分なものが減れば減るほど、クラブは振れてくるのです。

まず、朝の練習場では、普段の半分の力でスイングしましょう。ナイスショットが出なくてOK。距離も落ちるでしょう。7割か8割しか飛ばないかもしれません。そこで落胆しないことです。それよりも、力が抜けた感覚を確認しましょう。そして20球以上は打たないこと。それ以上は心がムキになるからです。

そして、ティーグランドでは半分の力で静かにゆっくりと力を抜くことだけを意識して素振りをします。これでボールが飛ぶのかというくらいで丁度いいと思ってください。力みを知るには、究極のリラックス状態を作ること。力みとリラックスという両極の状態を体験することで、はじめて力んでいることが体感としてわかるのです。

そしてコースでは、常に半分の心でいることに挑戦しましょう。力む人は、普段の生活から無駄にエネルギーを使っているケースも多くあります。言葉の量も半分、声の大きさも半分、食事も半分にするのです。今日は元気がないねと同伴者に言われるくらいがちょうど半分くらい。最初は面白くないかもしれませんが、それこそが大事なポイント。面白くない、退屈だという感覚が実はリラックスしている状態なのです。

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