メンタルトレーニングと禅 勝負勘を磨く

メンタルトレーニングのコラムを連載中の週刊ゴルフダイジェスト、今週のテーマは「勝負の懸けどころ」です。

突然ですが、皆さんの勝負どころはどこですか?この質問に答えられた人は、恐らく勝負勘が鋭く、プレーのメリハリをつけるのが得意だと思います。一方で、いいショットやパットをしているのに、なぜか100を切れない、90を切れないゴルファーがいます。自分の持っている力を上手くスコアにつなげられていないのです。勝負感を磨くには、メンタルのトレーニングが必要です。

すべてのプレーに勝負を懸けているゴルファーがいます。ドライバーは飛ばすことを意識してフルスウィング。アイアンは常にピンを狙う。アプローチは1ピン以内。5メートル以内は1パットで入れにいく。

すべてのショットに勝負を懸けて意気込むプレーと、勝負の賭けどころを意識しているプレーはまったく違います。

すべてのプレーを全力でやろうとする気持ちは分かります。しかし、弊害の方が多いのです。まずドライバーに全力を傾けてしまうと力んでしまいます。そこがドライバーの魔力であり、落とし穴です。フェアウェイウッドも同じです。絶対に2オンさせようとすると、まずスムーズには振れません。軽く打ってグリーン側まで行けばいいという感じのときほど、クラブが走って振り抜けるのです。

アイアンもピンばかりを意識していると、結果が気になってヘッドアップしたり、手打ちになりがちです。上級者ほど、グリーンのセンターを狙って乗ればいいという具合に、簡単に考えています。

しかし、アプローチからは、勝負を懸けたほうが、クラブはいい仕事をしてくれます。とはいっても、あくまで結果ではなくプロセスに焦点を合わせることが大事です。アプローチではあそこに落とす。これくらいの振り幅で打つと明確に決めておくのです。勝負を懸けないと、スウィングが緩んでしまうのです。

パッティングも決めきることが大事です。イメージしたラインにしっかりと打ちきるという強い意識を持たないと、ショートしたり、逆にパンチが入って打ちすぎてしまったりするのです。

ハンディが多い人ほど最初のショットであるドライバーに一番力を入れがちです。そしてローハンディのゴルファーほどカップに近づくほど集中するのです。

そこで100切り、もしくは90切りを目指すゴルファーにお勧めするメンタルトレーニングは、「寄せワン、もしくは寄せツー作戦」です。無理してグリーンを狙わず、外して当たり前。そこからが勝負という意識を持つのです。90を切るなら寄せワン、100を切るなら寄せツーで勝負する練習をしましょう。勝負がアプローチということになると、ドライバーやアイアンを打つときに余分な力みが入っていないので、楽に打てるようになります。

さらにマネージメントも変わってきます。100切りを目指すゴルファーはグリーンを狙うときに絶対に行ってはいけないエリアを避けられるようになります。90切りを目指すゴルファーは寄せやすい場所におけるようになります。プレーにメリハリをつけるトレーニングをすることで、勝負どころをつかめるようになるのです。

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