40歳からのアメリカ挑戦日記107 原点に帰れる場所

今年最初のアメリカ出張もあっという間に日々がすぎています。

ちなみに渡米前に、京都にある源光庵というお寺に行ってきました。
ご存知の方もおられると思いますが、このお寺には2つの窓があります。

1つは、□の窓。これは「迷いの窓」と呼ばれています。

仏教では、生老病死という、根本的に私たちが抱える4苦があるとされます。
4つの角は、まさにこの4苦を表しているそうです。

もう1つは○い窓。これは「悟りの窓」と呼ばれています。
エゴという角が取れると、○くなるのでしょうか。

こう申し上げると、○がいいように思えますが、
□と○のどちらがよい悪いというのではないと思います。

どちらも私たちの真実の姿であり、□があるから○がある。
○があるから□がある。

人は、片方だけを見ることは出来ません。
苦しみがあるから、幸せが分かる。
苦しみがすっと消えた瞬間は、ほっとする。
そんな感じでしょうか。

この2つの窓から外を眺めると、
同じ庭でもまったく見え方が違うことに驚きました。

□の窓から見える風景は、すべてが均等に見える感じです。
まず全体からはじまり、細部を見ていくような感覚です。

一方で、○い窓から景色を見ていると、
真ん中の一点にエネルギーが集まっていくような感じがしました。
こちらは一点から全体に広がっていく感覚です。

この世界で見えているものは、私たちの目がどう捉えるかで
大きく変わってくるのでしょうね。
2つの窓を見ながら何時間でも坐っていたい気持ちになりました。

私にとって、3か月に一度のアメリカ滞在は、
すべてを捨てさせてくれる時間です。

アメリカに行き始めて分かったことは、私の場合、
日本にいると色々なエゴや欲で、心が濁ってくるのです。
心が角張ってくる感じでしょうか。

そうなると、ささいなことで腹が立ったり、
損得にこだわったり、様々な執着が出てきます。

アメリカに滞在すると、こうした「角」が一気に流され、
なぜだか再び○い心に戻るのです。

人には、エゴを捨てて○く磨かれる時間や場所があるのだと思います。
原点に帰れる場所と言ってもいいかもしれません。

それは近所のカフェや公園かもしれません。
ある人には沖縄の海であり、京都の山であり、イタリアである。
パリだという人もいました。

心が落ち着く場所、自然体になれる場所。

心の故郷を人は知っているのだと思いますし、心の深くで求めています。

心の故郷には国も、現世で生まれた場所も関係ありません。
もちろん言葉の壁もありません。

ある人は、言葉はうまく通じなくても、
その国に行くと、現地の人々とつながっている感じがすると話していました。

そういえば、人は何かとつながっているときに○い心になっていますよね。

みなさんの心の故郷はどこですか?

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