40歳からのアメリカ挑戦日記118「100年の礎」

先日、クライアントの経営者が、
「私は、この会社を一代でどうにかしようという考えはやめました。
私のやろうとすることは一代ではとても出来ない。
100年先まで思いをつないでもらうために、
礎になれればいいですね。」と話していらっしゃいました。

この経営者は、以前から事業意欲も強く、
活発に活動されていました。
ただ、自分がやらねばならないという思いが強すぎるせいか、
一緒にいるとこちらが疲れてしまうこともありました。

それが、次世代にいかに引き継いでいくかということを
意識されるようになり、焦りや不安が消え、
穏やかなエネルギーに変わったように感じました。

将来をあれこれ考えるのではなく、
今この瞬間に自分が出来ることをひとつひとつやっていく。

特に、ユニークな人材を育てることを
大事にされるようになりました。

どこかでつまずき、屈折し、くすぶっている若者に
チャンスを与えるのです。
何度失敗しても、期待を裏切られても、
この方がくじける様子はありません。

信じ続けて、関わり続けている間に、
彼らの個性が輝き出すのです。
私は「この会社は人材の再生工場ですね」と
お伝えしています。

私自身、この与えられた命をどう使うのかということを
よく考えます。
この短い人生の中で何を成し遂げるかと考えると、
つい焦ってしまいます。
どこかで生き急いでいる感がありました。

ところが、100年の礎になるという視点を持てると、
自分が出来ることには限りがあることを受け入れられます。
バトンを次につなげようと思うと、肩の力が抜けました。

日本文化を海外の方に紹介している活動をしている友人は、
「つなぐ」という意識を持つと、強くなれるそうです。

これまで幾度の苦難、戦争を乗り越えて繋いでくださった命を
今、自分が生きて、次世代に繋いでいくのだと考えるとき、
心が震えるし、強くいられる気がするそうです。

「これからの時代は、地縁、血縁という狭い世界での
バトンリレーではなく、地球規模でのリレーを考えて行けば
いいのではないかな」とも話していました。

同じような思いを持つ人がいると、勇気づけられますね。
あとは、いかに行動に移していくか。

今月も中旬からアメリカに行ってきます。
私にとっては、「The Art Of Listening」を広めていくことが、
100年の礎かなと思っています。

生活の糧であるメンタルトレーニングが、
100年のプロジェクトではないというのが
なかなか興味深いです。

本当にコツコツと成し遂げたいことは、仕事に囚われる
必要はないと思います。
しかし、どこかで仕事と繋がっているというのも面白いです。

今回も新作の英語でのセミナーを作ることができました。
テーマは「かすかな声を聴く」です。
タイトルだけではよく分からないと思いますので、
詳しくはまた、このメルマガでお伝えしていきます。

おかげさまで、今回はロサンゼルスとコロラド州のボルダー
の二都市で「The Art Of Listening」をお伝えさせていただきます。

まだ本当に小さなムーブメントですが、
「心で聴く」という輪が世界に広がっていることを
嬉しく思います。

一方で、このプロジェクトがどこまで広がるのかと
考えると、つい焦ってしまいます。
思いがあるから焦るのですが、焦った心の状態では、
いいご縁に繋がらないようです。

「100年の礎」というキーワードを心に持ちながら、
バトンをつないでいきたいと思います。

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