ゴルフのメンタルトレーニングと禅 クラブの個性を知る 「使う」「使われる」では本当の力は出ない

皆さんは、ゴルフクラブ一本一本の個性を知っているでしょうか。

「ドライバーの個性は?」とゴルファーへのメンタルトレーニングの中で質問することがあります。

野球選手であれば、バットの個性は?
テニスプレーヤーであれば、ラケットの個性は?
剣道であれば竹刀の個性と?

「個性って???」という感じでほとんどのゴルファーが、最初答えに詰まります。とりあえず一般的な答えとしては以下のような感じでしょうか。

・〇ヤードくらい飛びます
・球の高さ
・よくフックします
・左ドックレックだと右に押し出します

これらは表面的に見える個性です。上手くいくか、上手くいかないかという視点だけでは本当の個性は見えてきません。プレーしながらどんな個性があるのか観察してもらっていると、普段は気づかなかった面白い個性が見えてきます。

・すぐ反発するような気がします
・臆病で気が弱いです
・すぐに無理をしようとします
・せっかちです
・低く飛ぶのが好きかも

少し話しは変わりますが、ビジネスのコーチングしているときに、リーダーがチームを率いるときに、メンバーを結果を出すための道具としてしか見ていないと、もしくはリーダー本人はそう思っていなくてもメンバーがそう感じていると、短期的には結果が挙げられても、どこかで行き詰まります。自分の思い通りに人を動かそうとするほど反発が起きます。「動かす」「動かされる」という一方向の関係性のチームは壊れやすいのです。

一方で優秀なリーダーは1人1人の個性を知っています。個性を知った上で、役割を上手く組み合わせていくことで、そのチームには活気が生まれます。自分のことを知ろうとしてくれるリーダーに対して、メンバーは心を開きます。双方向の関係性はチームを強くしていきます。リーダーの姿勢というのは、チームをひとつにもするし、壊しもするのです。

ゴルフにおいてのメンバーとはクラブです。キャディバッグに入っている14本のクラブを距離に応じてただ使うだけでは、残念ながら一本一本の個性を引き出せていません。

「使う」「使われる」というのは実は一方向の関係性です。これは当たり前のようですが、実はクラブの力を100%引き出せているとは言えません。いかに双方向の関係性へと進化させていくか。

自分の打ちたい球を打つための道具という視点だけでは、クラブとはいいチームにはなれません。クラブにはクラブの個性があるのです。その個性も一本一本それぞれ違うのです。

まずは、一番好きなクラブについて、個性を書き出してみましょう。どんな性格でしょうか。

素直?恥ずかしがり屋?すぐムキになる?ノンビリ?せっかち?

また、どんなときに力を発揮するのか。どんなときに力を発揮できないのか。

ぜひ、次回のラウンドではクラブの個性をいろいろ発見してみましょう。クラブがただの「道具」という存在から「相棒」へと変わっていくとき、あなたのゴルフはもっと強くなっていきます。

週刊ゴルフダイジェストに連載中のメンタルトレーニングのコラム「禅の境地へ」第169回のテーマは「一本懸命の心」です。

クラブを全体として見るのではなく、1本1本の個性を見つめ直すには、実は14本は多すぎるのです。まずは、1本をしっかり知ることからはじめましょう。

興味のある方はぜひご覧ください。

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