ゴルフと禅 距離感を磨く朝の練習

これまで2回にわたって絶対距離感についてお伝えきました。

感性はある朝突然現れたり、いきなり消えるのではありません。感性は磨いてやれば少しずつ育ちますし、磨かなければ死んでいきます。

ですから、日々の練習、そして特にラウンド前の練習が大事になります。今回は、ラウンド前にやってほしいパターの練習方法を紹介します。ポイントは、感性でのパッティングを準備することです。この練習法は私の師匠であるアメリカのトップメンタルトレーナー、ジョゼフペアレント博士から教わったものにアレンジを加えたものです。

まずは、ボールを数個準備してください。そしてグリーンのあいている場所にいって、一番好きで楽なストロークでパッティングしてください。このときどこを狙うという感覚を持つのではなくて、パターの芯に当たっているかを感じてください。そしてボールの転がりを確認してください。これをストロークが滑らかになるまで続けます。多くのゴルファーがいきなりカップに向かって練習しています。しかし、それだと、寄せるため、入れるための練習になってしまい、ストロークの感性が鈍っていきます。朝の練習では、まず感性に目覚めてもらうことから始めましょう。

ストロークが滑らかになってきたら、2番目の練習に移ります。これは距離感をつかむ練習です。グリーンの平らな場所を選び、エッジから6,7メートルほどの距離にボールを置いて、エッジで止めるようパターします。最初はエッジで止めるのはなかなか難しいと思いますが、これを数回繰り返すことでグリーンの速さをつかむことができます。

3番目にロングパットの練習。さまざまな場所からパットし、距離感をつかみます。前回のコラムでもお伝えしましたが、手の力だけで寄せようとすると、力んできます。クラブの力を借りて、ストロークしてくださいね。

4番目に5メートルほどの大きく曲がるラインでスピードや転がりを確認します。このときもカップに入れることを考えるのではなくて、あくまでスピードやラインなどいろいろ試してみることを心掛けてください。一度カップインしてしまったら、別の位置に移動しましょう。

そして最後に50センチほどのショートパットを数回行います。このときは頭を動かさずカップに入った音を聞くようにします。ボールがカップに入るのを横目で見るだけにして、カップの底にぶつかるボールの心地よい音を何度も聞くことで、パターに対しての安心感が増してきます。

読者の皆さんの中には、2メートルほどのパットが練習メニューにないことを不思議に思われる方もおられると思います。本番や試合の前には、2メートルのパターを練習するのはお勧めしません。それは60センチ以上になると外す確率が高くなるからです。どうしても沈めたい、あるいは沈めなければならないパットが入らなければ自信を失います。自信を失うことをあえて本番前に行う必要はありません。 

この練習を、ラウンドのたびに行ってください。どうしても実際のラウンドでは、入れるためのストロークになります。結果に囚われたストロークを続けていると、少しずつ絶対距離感が狂っていくので、ズレが小さいうちに、毎回感性を取り戻しておくことが大事なのです。出来る方は、ラウンド後にこの練習をしておくと効果的です。

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